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みっちゃん(井畝満夫)のお好み焼発明大辞典

昭和25年の創業時のお好み焼は、クレープ状の生地にネギとわずかな野菜をのせて焼き、それを半月状に折りたたみ、ウスターソースを塗って薄皮と呼ばれる木の皮にのせ、新聞紙に包んで持ち帰るおやつ感覚のものでした。
お腹いっぱいになる喜ばれるお好み焼に改良するために、昭和25年から30年代にかけて、『みっちゃん』のさまざまなアイデアやひらめきを盛り込むことで現在のお好み焼の原型へと変化していきました。

発明その1 お好みソースの誕生

昭和25年ころのお好み焼にはウスターソースを塗っていました。しかし、さらさらのウスターソースではお好み焼にしみ込んでしまいます。
父親とソース工場に訪れた『みっちゃん』は、ウスターソースを作る過程で廃棄されるドロドロとした沈澱物を見て「これはお好み焼に合う!」とひらめきました。
しかし、香辛料が溜まった沈殿物は、そのままでは辛くて使えない。 そこでウスターソースに片栗粉を入れてとろみのあるソースを作ってくれと頼んだのでした。
こうしてドロッとした、今の『お好みソース』が誕生し、あっと言う間に広がっていきました。

半世紀のときを経て完成した「みっちゃんオリジナルお好みソース」

昭和60年代に、みっちゃん監修のもとでオタフクソースとお好みソースを開発。
お好みソース発案から半世紀の時を経て完成した「みっちゃんオリジナルお好みソース」は、お好みソースを極めた贅沢バージョン!
みっちゃん曰く「お好み焼を一口食べたときの、美味しさの決め手はソースにある!」みっちゃん自慢のオリジナルお好みソースをご堪能ください。

みっちゃん こと井畝満夫

発明その2 そば入りお好み焼の登場

ある日、店で別々のメニューであった「焼きそば」と「お好み焼」を食べていた『みっちゃん』は、焼きそばの上にお好み焼をのせてみました。「こりゃ〜美味しいし腹もいっぱいになる。それを見たお客さんも欲しがったんよ」。
2つをドッキングすることで、別々に注文するより安くつく!
こうして今のお好み焼の原型が誕生し、具の充実とともに丸いお好み焼へと形を変えたのでした。

発明その4 キャベツとモヤシの組み合わせ

おやつ感覚のものからお腹を満たすものへと変えるため、ネギの代わりに安いキャベツを入れたところ、ボリュームも出て美味しくなりました。キャベツの値段が高騰した時、具を多く見せる良い方法はないかと考え、年中安いモヤシを入れてみました。シャキシャキの食感がキャベツと良く合う。 こうして、定番の組み合わせが誕生したのです。

発明その3 鉄板の上でヘラを使って食べるスタイル

屋台では、皿を洗うには水を汲みに行かなければならないし、割り箸も高価な時代。
鉄板の上でヘラを使って食べれば、皿も割り箸も使わなくてすむと考えた『みっちゃん』は、お客さんに「こうして食べたら美味しいよ」と、このスタイルをすすめました。
珍しいスタイルをお客さんもおもしろがり、あっという間に人気となっていきました。

女将達のために作ったヘラ

発明その5 お好み焼き作る上で欠かせない木製柄付きヘラ

お好み焼を焼く上で欠かせないヘラ。創業当時は、熱くなる金属製のヘラの持ち手に布を巻き付けていたのですが、すぐに汚れてしまう・・・。そこで木の板を取り付ける事を思いついたのでした。
このヘラを考えたのは、屋台仲間の女将のためでした。「みんながうちも付けてくれ〜と言う事になったんよ」。

発明その6 特許取得のお好み焼用鉄板

〜特許取得のお好み焼用鉄板〜
今や多くのお好み焼店で採用されている「周囲が熱くならない鉄板」。実はこれも『みっちゃん』が考案したもの。熱気を出す鉄板下のバーナーをぐるりと囲み、強制的にその熱をファンで追い出すしくみになっています。
この鉄板が完成したことで、焼き手は快適に作業ができるようになりました。